ヒラメ資源調査は6月から8月の間が佳境です。さあ、やってみよう!


 ヒラメ資源調査  さあ資源調査に出かけよう!


『キーパー確率論』

★科釣研の永年の研究結果からひとつ言えることはボートに何人乗っていても海底にいるヒラメの数は同じ(一定)、つまり『ボート一隻で釣れるヒラメの数はボートの大小に関係なく一定』である。
ならば、ボートに1人乗っている場合と10人乗っている場合ではおのずから1人当たりの釣果に大きな差が出る。ここが乗合船で釣る場合とレンタルボート(マイボートを含む)で釣る場合の大きな違いとなる。
結論として、レンタルボートでも釣れるヒラメならば乗合船には乗らない方が良いというものである。

■ 今現場の海底に20匹のリリース(放流)サイズと5匹のキーパー(持ち帰り)サイズがいるとします。
腕自慢の釣り人が乗合船に50人乗っていて、一流し(ヒラメ釣りはボートを波に乗せて流しながら釣る)するごとに1人、1匹ずつ釣れるととします。船長がボートを1回ドリフト(船を波に乗せて流すこと)すれば現場の海底の全部のヒラメが一度に釣り上げられてしまいます。
50人のうち、25人が魚が釣れ、そのうちの5人がキーパーを釣れることになります。残りの25人は残念ながら坊主(ゼロ)。しかし、船長は海底にいるヒラメの数が分かるはずはありません。「まだいるはず」と2回目、3回目のドリフトを繰り返しますがもう釣れません。50人のうち5人のみがキーパーを釣れ、45人はキーパー坊主(持ち帰ることのできるサイズのヒラメがゼロ匹)となります。
言うまでも無く、3-4回ドリフトを続けたあとで船長は現場を諦めてヒラメのいそうなところを求めて移動することになります。この時点でキーパーを釣れた人は乗船者全員の10%となります。キーパー率も10%。

■ 同じ条件下でボートに3名の釣り人が乗っているだけならどうなるか?
一流しで3人全員が釣れます。2回目、3回目と引き続きドリフトをするたびに釣れます。キーパーサイズはヒラメ5匹に1匹の割合ですから、3回ドリフトをして9匹のヒラメが釣れれば2匹弱のキーパーが釣れることになります。
ドリフトの度に釣れるので釣りを止める必要も無ければ他に移動する必要もありません。4回目、5回目とドリフトを続けられます。5回のドリフトで3x5=15匹釣り上げればその2割、つまり3匹はキーパーの計算になります。 ということは3人で3匹のキーパーが釣れることになります。
3人がドリフトを9回繰り返して25匹全部を釣り上げた時にはキーパーが5匹となります。この時点で乗船者数をキーパー数が上回ったことになります。つまり全員がキーパーを釣れたことになります(100%)。キーパー率は160%となります(キーパーが2匹ずつ釣れたら200%)。

これが科釣研のキーパー確率論です。
科釣研でキーパー坊主の確率が非常に少ないのはここにポイントがあります。



(注1)3人が平均して同じ数のキーパーを釣れるとは限りません。個人差があります。しかし、乗合船とは決定的な違いがでます。
(注2)経験上言えることはリリースとキーパーの比率は10%以下、つまりヒラメを10匹釣ればキーパーが1匹混じる程度の低い確率です。時と場所によりキーパー比率が15%、20%のこともあります。しかし、それを越える確率は100回以上の調査結果で数パーセント(3−5%)くらいと言えます。 例外は解禁当初の5月の釣りです。この場合はキーパー率が20%を超えることもあります。
(注3)「ヒラメ・パーフェクト」(持ち帰りサイズを1人で8匹釣ること)が実現するときのキーパー率は25%で1人で30匹以上を釣り上げる場合に限られます。ボートに2人以上乗っている場合は複数人がヒラメ・パーフェクトを実現することはまずありません。(過去に2人乗船でキーパー8匹と6匹というのが科釣研の最大値です。キーパー率は700%)






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