大漁タイムズ特選記事(余裕の28匹の話 鬼門のナバシンク)



Nov 26, '92
科釣研レポート
"余裕の28匹の話"

研究員各位殿

11月16日、初冬の晴天のもと、来る11月22日に科釣研のオールスターによって行われるM氏の昇進試験、 及び93年度の"ザ・カレイ"シリーズのための「試験調査」を実施したのでその結果を報告します。
会員の皆さんの心構えとタックルの研究の一助にしていただきたいと思います。

当日は満潮が13:20という潮廻りでしたので、時間の余裕がありLF分局を06:30に出発し 途中ベイトショップでチャムログX3、サンドワームX3(ブラッドはなし)、プラス ライブ・ムッセル (ルート17のノースアメリカンロブスターで14日に購入)1袋がエサ、こませの全部でした。
07:45オーシャニックマリーナに到着。
作業員は一人も来ておらず{?!}となる直前にヒゲの社長が来ていたので安心する一幕もありましたが、 社長がボートの用意をしてくれました。
「最近の連中は金が要らないようで困る」とはアルバイトが来ないのに嘆く社長の弁でした。
「あの緑のブイの西50フィートの地点から白い家に向かってボートを動かして行って15フィート、 16フィートの所があればそこがポイントで、さくじつHア30匹を釣った人がいた」と情報をくれた。
「実績のポイントからかなり西だな!」とは思いましたがとりあえず「騙されたと思って行ってみるか」 とボートを一直線にそこに向けました。
結果!?
「だまされました」
というよりも、「実績のポイントで勝負しなくて後で後悔しないか?」という自問自答に勝てずその ポイントではこませも入れ、竿3本を出して直下と引き釣りの両方を30分ほどしたがアタリがないので 止めたものです。
9時半頃に「本命のポイント」に移動し、ボートを止め本格的に勝負を始めました。
その時点で周囲にはボート無し。
はるか西側の他の人の定位置にボート三隻が時を同じくして止まった だけでした。
ごぜん注は時折冷たい風が吹き、うす曇りの寒いこともありましが防寒には万全の態勢を取っていたので 「何等問題なし」。

チャム:チャムログ1本とムッセルをミックスしてチャム・ネット(カゴは前々回の釣行で海に落と したためもっていなかった)で海底に沈めて本格的に試験調査開始。
10-15分くらいしてやっと第一号が上がりました。30cm。
引き釣りもしたが、その後はなかなかアタリが出ず。
そうこうしているうちに30分が過ぎたあたりからアタリが出始めました。
時は10時を廻っていたでしょう。

その頃からアタリがコンスタントに出るようになり、と言っても「まさかの36匹」のときと比べる と淡々としたアタリが続いていた(ように見えた)が、クーラーの中の魚が徐々に上に盛り上がって くるのが、一匹上げるごとに見えたので「調子は良いみたいだな」と思いつつ試釣を続けました。
今回は目標そのものが「ボート一隻50匹」というものだったので科Zは最初から数えるつもりはなく 何匹釣ったかはその時点では全然分からなかった。

しかし、「まさかの36匹」の量(クーラー目一杯で目方はおよそ25KG前後)ということを目安に していただけでした。
チャムをして「魚を寄せる」というのが本当にそうであるように思えるほど魚が次から次へと釣れてきた。

10時から13時頃まで「全く動かず」一つのポイントで釣り、「そろそろ、この辺にはいなくなったろう」 と思い、潮止まりを利用して西側に50mほど移動し、「下げ潮」で午後の部を開始(13:40)した。
16:00納竿まで2時間ちょっとの間試釣したが、その間に釣れたのは7匹のみであった。
そのうちの2匹はリリースサイズだった。
午前の部でクーラーがほぼ一杯になったため、午後の部の魚はバケツにいれていたのでその数がわかった。

つまり、午前の部(Incoming)は09:30から13:00の3時間半で21匹を釣った。 
      午前の部: 10分に1匹の割合。
    午後の部: 20分に1匹の割合。
師範代も指摘しているように、又「海底地形図」でも明らかのように科釣研の本命ポイントは (Incoming Point)であります。
午後3時半頃にずっと西のポイントで釣っていた三隻のうち最初のボートが帰り際に当方の脇に 来てエンジンを止め「どう、釣れたかア〜?」と聞いてきたので「20オーバーかな」と答えたところ、 「我々はあそこのポイントで30だあ〜!」と言った。(二人で)

科釣研の研究結果に因ると「ボートに何人乗っていても、ボート一隻当たりで釣れる数は決まっている」
やはり、これを裏付ける結果がこの二人乗り組みのボートで30匹、科釣研の一人乗り組みのボートで 28匹ということからも実証できる。
次に、Incomingの時間(6時間)内でどれだけ効率良くポイントを探るかという点も問題に なってくる。
最初の3時間半で21匹釣って、次のポイントに移動して約2時間の釣期では初めの30分 (こませが利くまでの時間)は余り釣果が期待できないので、賞味1時間半の時間では8匹くらいしか釣れず、トータル29匹は可能。 そして、Outgoingの時間で8-10匹が釣れるとして37-47匹が限界であるとみる必要があるでしょう。(一隻当たり) これを50匹に嵩上げするにはどうするか?
科釣研の新しいテーマです。

釣れる時間にも波があります。(チャムをして、効きはじめて、およその魚を釣り上げてしまうまでの間)
* チャムをして30分は待ちの時間。
* 30分後から徐々に釣れ始め1時間後にピークが来る。
* 開始後1時間半後からピークが下がり始める。
* 3時間後には「釣りきり」となる。
* つまり、開始後3時間、こませが効きはじめてから2時間半後にピークが終わると考え、 場所の移動をできるかどうかが今後の課題となる。

「まだ釣れる」時間帯であっても、次のポイントに移って、中身の濃い釣りをすることが可能か どうかが一番鍵を握っているように思えます。
気持ちの問題でもあり、余裕の問題でもあり、開拓精神の問題でもあります。

移動について:
今回の試釣のポイントは「本命ポイント」から橋因りに「20mくらいずれている」と思いながら 「まあ、いいや」という思いを持ちつつ釣ってみましたが、そこそこの成果(一人乗りで有る以上 30匹は普通と考えなくてはなりません)があったということはポイントはかなりの「広範囲」 とみて良いと思います。
となれば、潮の流れの筋にチャムを流して20−30mくらい後方までチャムの効果が あると考えられます。


 
【まだまだつづく 2ページ】

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