大漁タイムズ特選記事(遂にやった!30匹!  鬼門のナバシンク)



1992年11月24日
(不定期発刊:大漁時のみ発行)
第三種郵便物不認可
発行責任者:真古家令
****** 遂にやった! 30匹 *****


フラウンダーシリーズ初戦(実況中継)
今回は初の試みとして科学釣法研究所のご協力により、フラウンダーシリーズの初戦の模様を実況中継 することが可能になりました。
実況担当は当"Tairyo Times"の科釣研詰め記者の海尾見張記者です。

実況:
今日11月23日は科学釣法研究所の1991年度秋期、といいましても初冬ですが、のフラウンダーシリーズ の初戦ということで、我々実況担当者は、現在午前5時を廻ったところですが、ここナバシンクリバー にて、科釣研のメンバーが来るのを今や遅しと待っているところです。
昨日来の雨も未明にやみ今日の天気は曇り時々晴れの予報が出ておりますが、今にも泣き出しそうな 空模様でもあります。
風こそほとんど有りませんが、雲行きは予断を許さないところと思われます。
ラムソンのレンタルボート店のクルーも今やボートの準備も万端整いスタンバイ中です。

では、今の時刻、5時15分では科釣研のメンバーもそろそろバーゲンカウンティーを出発した頃かと 思いますので、フォートリーの大見栄張アナにマイクを廻したいと思います。

大見栄張アナ:
こちらフォートリーは申し上げるまでもなく全くの闇夜ですが空模様はナバシンクのレポートと 同様の曇天で今にも雨が落ちて来てもおかしくない状況です。
科釣研フォートリー支局のM氏は先程自宅を出て、今現在るーと46を西に走り10分の距離にある リトルフェリー本局に向かっています。
まもなく、5時20分くらいに本局に着くものと思われます。

リトルフェリー本局のI局長は朝5時20分に起床しました。
慌てて着替えを始めています。
M氏が5時20分に到着しました。
車から本日使用する道具(専門用語でタックルという)を下ろし始めました。
I局長も取り急ぎ身支度を整えました。I局長の身支度の早いのは格別で普段の科学釣研究所勤務の 日でも、おきてか家を出るまでに10分とは掛からないというのは研究所のスタッフなら誰でも知って いることです。
飲まず、食わずいつも家を出ておりますが、よく身体が持つものだと皆が感心しております。

今日は特に急いでいるらしく起床後6分で家を出るようです。
先程到着したM氏は一服着けています。
幸い今日は気温が58度と高いので寒さは心配無いようです。
I氏が家より出てきました。

M氏: おはようございます。

I氏: おはようございます。遅くなってどうもすみません。

M氏: 今、ここで警察の職務質問を受けちゃったですよ。

I氏: 警察も人を見るからね。ところでどうして? アッ!そうだ、この辺は最近盗難その他が 頻発しているらしい。
だから、こんなに朝早く車を止めて何かしていると怪しまれるよ。



大見アナ:
二人ともI氏の車にタックルを詰み終わり出発しましたので、以降の中継はヘリコプターで追跡 レポートを担当する大保羅吹尾アナにバトンタッチします。
大保羅アナどうぞ。

大保羅アナ:
只今、車はルート46からターンパイクに入りました。
今から1時間15分後にはなばシンクに着くと思います。
車中の会話を車内マイクで拾ってみようと思います。

M氏:どうですね、今日の予想は?

I氏:今日の目標はトータル20匹です。なんといっても初戦ですから。 
  最低でもその数字を確保して初戦を飾らなければなりません。

M氏:私は型を見れれば良しとします。

I氏:どうしてそういう欲の無いことを言うんですかね。1匹、2匹で良しなんて言っていたら20匹の 大台は達成できませんよ。科釣研のメンバーの一人として他の局員同様頑張って欲しいですね。

M氏:1匹でもいいんだけど彼女の分も入れて2匹見れればOKですよ。

I氏:少なくとも10匹は釣ってもらわないと目標を達成できないので頑張ってください。

M氏:どうですかね、釣れる保証はありますかね?

I氏:保証は無いけど、何等問題はないでしょう。

大保羅アナ:
いつものことですが、I氏は例によって「何等問題無い」を連発、I氏は「型を見れれば良い」 と言っていますが、この二人の発言はどちらも本当のことを言っていないような気がしてなりません。

I氏:雨後のシャークリバーには行かないことになっているが、雨後のナバシンクは初めてですので釣 果のほどは何等予想が付かないというのが本当でしょう。(大保羅アナ:「これは本当のようです。」)
しかし、時期は申し分無いので何等問題は無いはずです。
保証の限りでは有りませんが。。。。

M氏:私は型をみれればいいですから。(大保羅アナ:「まだ、言ってる、型の話」)

I氏:今日は通常のタックルのほかに「秘密兵器」を持ってきましたので楽しみですよ。

科釣研の最新式ハイテクを駆使した魚群探知機がありますから何等問題ないでしょう。

M氏:やったあ!

大保羅アナ:
車は早くもターンパイクからガーデンステートパークウウェイにのり、今はExit117から ルート36に乗り換えました。
車中の先程の会話で「ボート屋にエサがあるかどうか分からないので途中でエサを買おう」と話 していましたのでルート36のエサやに立ち寄る模様です。
ルート36に入ってすぐの所で車が止まりました。
エサ屋に入って行くのが見えます。

I氏:ここのエサ屋で買っていきましょう。そのほうが安全ですよ。

M氏:そうですね。何等問題ないでしょう。

I氏:さてと、何を買いましょうか?今日は入れ込んでいるので充分買っておきましょう。 サンドワームを3ダース、ブラッドワームを3ダース、チャムログはクラムチャム2本、このムッセル も一袋買っておきましょう。くっさい臭いが強烈で結構使えますから。 貝の切り身はやめましょう。 これだけ有れば何等問題ないでしょう。

(「これで問題が有ったら大変だ」とM氏が思ったかどうかはマイクの故障で収録できず)

I氏:車に春の陣でしようした残りのコーンが入っているのでボートに乗るときに忘れず覚えておいて ください。

大保羅アナ:
エサ代として30ドルを払ったようですが、余り安いという印象は受けませんでした。
さて、あとは一路ナバシンクまでルート36を20分くらい走るだけですのでヘリコプターからの 実況中継は一応終わり、マイクをナバシンクの海尾アナにスイッチします。
海尾アナどうぞ。

海尾アナ:
大保羅アナ、どうも有り難うございます。
あと20分で科釣研のスタッフが到着するようです。
今や時刻は6時40分になろうとしていますが、かぜもなく、気温も60度と絶好の条件かと思います。
しかしながら、科釣研のメンバーは「ベタ凪」であまり良い思いをしたことがないので果たして第一声 が何んであるかが楽しみでもあります。
先程からオーシアニック・ブリッジの周辺には1,2席のボートが出ていますが昨日の天候の関係から 今日はどこも出足が鈍いようです。
アッ、見えてきました。今二人を乗せたワゴン車が橋に差し掛かりました。

I氏:おお、見えてきた。半年ぶりのナバシンクですよ。見てやってくださいよ、ベタ凪ですよ。

M氏:やったあ!他のボートは一隻も見えませんね。一番乗りですよ。「魔のベタ凪」ですね。

(このときI氏は「嬉しいことを言ってくれるナ」と思いました。魔のベタ凪で釣ってこそまた喜び もひとしおと考えたからです。 普通なら「縁起でもない」となるところですが、このI氏には縁起もジンクスも全く通用しない ところがあるからでした)

I氏:魔のベタ凪で良い思いをした事がありませんからねえ。 まあ、風がビュンビュン吹いて釣りにならないよりは良いでしょう。

海尾アナ:
定刻どおり6時40分にボート屋に着きました。
このラムソンレンタルボート店からは今のところボートはまだ一隻も出ていません。
52ドルを払って今ボートに乗り込むところです。
M氏がアンカーマンのポジションに着き、I氏が操舵席に乗り込みました。
エンジンの始動も問題なく、今ナバシンクに向かって動き始めました。
いよいよフラウンダー初戦の開幕です。
まず、最初は橋下のポイントに向かっております。

I氏: やはり最初は実績のポイントのうち橋下でしましょう。例の15フィートのポイントは素人 には判らないから問題なし。
誰でも知っているこのポイントで先に一稼ぎしてからでも遅くないでしょう。

M氏:そうですね。何等問題ないでしょう。

I氏:確か、ポイントはこの辺りだったのでここでアンカーを下ろしてもらいましょうか。

海尾アナ:
ボートが橋下の16フィートのポイントに止められました。
さあ、まもなくです。始まります。
I氏が仕掛けを作り始めました。

I氏:今日は3本バリ仕掛けでいきたいと思います。
   最初の仕掛けはハリをセットして渡しますが2本目は自分でハリを付けてください。

M氏:わかりました。 とりあえず、1本目にエサを付けて投入してから2本目の準備をします。
   では、入りまーす。

 
【まだまだつづく 2ページ】

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